1 通年議会の検討経過
議会運営の柔軟性を高め、また、議会活動の活性化を図るため、その手段の一つである通年議会の導入について、平成28年度から議会改革特別委員会で協議・検討を重ねた。令和元年11月に当委員会から議長へ「通年議会の導入に向けた報告書」を提出。令和2年2月定例議会に上程し全会一致で可決した。
2 通年議会の概要と主なメリット
会期を1年とし、その期間中は、議会の判断で必要に応じて会議を開けるようにする制度。
◎議長により速やかに本会議を 開くことができ、災害などの 突発的な事件や緊急の行政課 題に対応できるようになる。
◎会期中(約1年間)、委員会 開催が可能となることで、常 任委員会・特別委員会の活動 が活発化し、より慎重な議案 審査や専門的な調査を行うこ とが可能となる。
◎市議会の市政に対する監視機 能の強化や政策立案機能の強 化が図られる。
◎執行機関が必要に応じて議案 提出できる。(専決処分の減)
◎通年議会の導入により、議員 が1年中活動していることを 市民に周知できる。
3 導入による主な変更点
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導入前 |
導入後 |
定例会の回数 |
毎年4回(2.6.9.11月) |
毎年1回 |
定例会の招集 |
市長が年4回招集 |
市長が年1回招集(5月開会議会) |
会 期 |
約30日間 |
約1年間
(5月初旬〜翌年4月末日) |
呼 称 |
定例会(2.6.9.11月)、
臨時会、閉会中 |
開会議会、臨時議会、
定例月議会(2.6.9.11月)
閉会議会、休会 |