消防団、建設業組合、志太消防本部など約430人の参加による水防技術訓練
5月21日(日)午前9時から、瀬戸川勝草橋下流右岸の河川敷において訓練は行われました。
真夏のような晴天に恵まれ、また同日開催されていた自衛隊静浜基地の航空ショーのジェット機が時折上空に飛来する中、まずは開会式が行われました。日頃の規律訓練により一糸乱れぬ動作を見せる消防団に、市議のみなさんも気が引き締まる思いにさせられました。水防本部長の北村市長と松浦消防団長をはじめ西原議長や佐野県議、井林衆議院議員のあいさつ後に、いよいよ訓練は始まりました。議員、自治会長、町内会長等の来賓による「土のう作り」を手はじめに、消防団員と建設業組合員による「改良せき板工法」「大型土のう工法」「シート張り工法」「月の輪工法」などが順次行われました。
今回特に目を引いたのは、志太消防本部が昨年購入した最新の「先端屈折式はしご車」による救出訓練でした。これは、川の中州に取り残された車両から人を救助するという想定のものでしたが、30m余りに伸縮するはしご車の先端が自在に屈折することで高所はもちろんのこと河川などの低い所での救出活動が可能となったことを見せるものでした。さらに救出した人とレスキュー隊員を載せたバスケットを上空に向けて最大伸長させるなど、最新はしご車の威力を見学することができました。
各地域の消防団員や建設業組合の方々、消防本部の隊員のこうした日頃の訓練により、私たち市民の大切な生命や財産が守られているということを再認識いたしましたが、訓練に参加されました消防団員、建設業組合のみなさま、志太消防本部の隊員に心から感謝するとともにこれからのご活躍の無事をお祈りしたいと思います。