全国きっての手もみ茶技術により、本市から17年ぶりに献上されます。
静岡県内の優れた茶農家だけに指定される献上茶謹製事業が17年ぶりに本市で行われました。4月23日の早朝、指定園となった瀬戸谷の住田すみ江さん、朝比奈の遠藤晃さんの茶園から手摘みされた新芽が手もみ焙炉が待つ生涯学習センターに運ばれました。お二人への感謝状贈呈や主催者および来賓のご挨拶等の式典後に、さっそく県の茶手もみ保存会のみなさまにより馥郁な新茶の香りを会場いっぱいに薫らせて手もみが行われました。またロビーでは、呈茶サービス、お茶に関する展示、琴や尺八の演奏、お茶の販売なども行われ藤枝茶の魅力を大いに盛り上げていました。手もみされた謹製茶は、5月下旬に天皇皇后両陛下と皇太子殿下妃殿下に献上されます。
今年は例年になく新茶の芽伸びが遅れていたため、園主の住田さん、遠藤さんのご苦労も相当だったようですが、当日の穏やかな天候や大勢の関係者のみなさまのご尽力ご協力により、たいへん満足のいく献上茶が出来たと喜ばれておりました。